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「水分はとってるのに、なんだか乾く…」
そんな感覚、ありませんか?
中医学ではこの状態を「陰虚(いんきょ)」と呼びます。
現代でいう“潤い不足”のようなもので、体の内側の水分や栄養が足りていない状態。
☀️とくに夏は、汗や熱で“陰”が消耗しやすく、
喉の渇き・肌の乾燥・だるさ・イライラなど、さまざまな不調につながることも。
そんな夏の「乾いた不調」をやさしく整えるのが、“潤すフルーツ”たちです。
この記事では、中医学の視点で選んだ「うるおい薬膳フルーツ5選」をご紹介。
美味しく食べて、カラダの中からしっとり整えていきましょう。
夏と「陰虚」の関係とは?
中医学では、“陰陽バランス”が健康のカギとされます。
夏は「陽」の季節。外気の熱や活動量の増加により、体の“陰=潤い”が消耗しやすい時期です。
とくに次のような人は「陰虚」傾向が強まりやすいとされます:
- 暑がりで汗っかき
- 喉が渇きやすい
- 肌がカサカサする
- 夜になると火照る
- 寝つきが悪い、夢をよく見る
これらの不調をやさしく整えるカギが、「潤す食材」。
その代表格が、今回ご紹介する薬膳的フルーツです。
“乾いた不調”の症状リスト
- 水を飲んでも喉が渇く
- 肌がパリパリして化粧ノリが悪い
- 暑くなるとイライラする
- 疲れやすく、食欲がない
- 唇がひび割れる
思い当たることがあれば、「潤す食材」を意識的に取り入れてみてください。
薬膳的うるおいフルーツ5選
🍑 1. 桃(もも)
性質:温性/甘酸味
作用:潤いを補い、腸を滑らかに。冷え性さんにも優しい果物。
おすすめ:冷えやすく便秘がちな方、甘くてやさしい潤いが欲しい日に。
🍉 2. スイカ
性質:寒性/甘味
作用:清熱・生津止渇。体にこもった熱と乾きを和らげます。
おすすめ:暑さで火照り、イライラする時に。
🍒 3. さくらんぼ
性質:温性/甘酸味
作用:補血・健脾。疲労や顔色のくすみに。
おすすめ:寝不足やだるさが気になるとき、体を内側から元気に。
🍍 4. パイナップル
性質:平性/甘酸味
作用:利湿・消化促進・止渇。体の中にたまった“湿”を流します。
おすすめ:むくみや喉の渇き、重だるさを感じる日に。
🍇 5. ぶどう
性質:平性/甘酸味
作用:補気・補血。美容と元気の両方をサポート。
おすすめ:体力が落ちている、肌の乾燥が気になる日に。
【まとめ】
水分補給だけでは届かない“深い乾き”。
薬膳では、「食べて潤す」という知恵があります。
今日のあなたに合うフルーツで、
内側からやさしく整えていきませんか?
できることからで大丈夫。
“おいしい薬膳習慣”、この夏から始めてみましょう。
