立夏(りっか) ~夏を感じ始める季節~

季節の養生

はじめに

5月5日前後は、立夏(りっか)
暦のうえでは「夏の始まり」とされるこの日、 実は、体も心も大きく変化するタイミングなんです。

  • 春の疲れがどっと出る
  • やる気が空回り
  • 気温差で体調を崩しやすい

こんな時期だからこそ、

中医学の養生法で心と体を整えて、 次の季節を軽やかに迎えませんか?

この記事では、立夏の意味、なぜ不調が起きやすいのか、 そしてこの時期におすすめの食養生・生活習慣を詳しくご紹介します。


立夏とは?

二十四節気の7番目にあたり、毎年5月5日頃に訪れることが多い「立夏」ですが、年によっては5月6日になることもあります。
この日を境に、季節は春から夏へと切り替わります。

まだ肌寒い日もありますが、

  • 木々が青々と茂り始める
  • 日差しが強くなる
  • 夏野菜が育ち始める など、自然界はすでに夏支度を始めています。

中医学では、“陽気(ようき)”がどんどん高まる季節。
心身が陽気についていけず、バランスを崩しやすい時期とも言われています。


立夏に起こりやすい心と体の不調

  • 疲れやすい、だるい
  • イライラする、気分が落ち着かない
  • 食欲がない、胃もたれ
  • 睡眠の質が落ちる

これらは、春から夏への季節の切り替えに、心と体が追いついていないサイン。
特に「肝(かん)」「心(しん)」のバランスが崩れやすく、 気の巡りや血の流れが乱れがちに。


立夏の養生法〜体と心を整える習慣

🔸 1. 気の巡りを良くする食養生

  • 香り野菜(しそ・セロリ・春菊)でストレスを緩和
  • 酸味のある食材(梅干し・柑橘類)で気を整える

🔸 2. 「心」をやさしくいたわる

  • 緑茶・菊花茶・ジャスミンティーでリラックス
  • 夜更かしは控えめに(22時〜23時就寝が◎)

🔸 3. 軽めの運動で陽気を巡らせる

  • 朝の散歩、深呼吸、ストレッチ

おわりに

立夏は、季節の変わり目。
体調や気持ちが揺らぎやすいのは、自然なことです。

だからこそ、無理せず、やさしく整えることが大切。
次の季節を軽やかに迎える準備を、今からはじめてみませんか?

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