はじめに:なんだか体が重い…それ、水分の滞りかも?
「朝起きると顔がむくんでいる」
「夕方になると足がパンパン」
「なんとなく体が重だるい」こんな症状、心当たりはありませんか?
中医学では、体内の「水分代謝」が滞ると、むくみやだるさ、胃の不調、さらには頭痛やめまいの原因になると考えます。
今回は、薬膳の視点から 「余分な水をためこまない食べ方」 をご紹介!むくみ解消&スッキリした毎日を手に入れましょう。
水分代謝が悪いとどうなる?
体内の水分バランスが乱れると、以下のような不調が起こりやすくなります。
✅ むくみやすい(特に朝や夕方)
✅ 体が重だるい
✅ 胃腸が弱く、食後に膨満感がある
✅ 頭が重くスッキリしない
✅ めまいや立ちくらみが起こりやすい
水分代謝を促すには、体の「脾(ひ)」と「腎(じん)」をしっかり働かせることが大切!それをサポートする食材を見ていきましょう。
水分代謝を促す食材リスト
1. 体の余分な水分を排出する「利水食材」
水分代謝をスムーズにし、むくみを解消する食材です。
- はとむぎ(ヨクイニン):むくみ解消の王道食材。お茶にしてもOK!
- とうもろこし(特にヒゲの部分):胃腸を整えながら、利尿作用をサポート。
- 冬瓜(とうがん):体を冷やさず、余分な水を出す薬膳の定番。
- 小豆(あずき):むくみやすい人におすすめ!腎を強化する働きも。
- 黒豆(くろまめ):水分代謝を整えながら、血の巡りも改善。

2. 胃腸の働きをサポートする「健脾食材」
消化を助け、体に余分な湿気を溜めないようにする食材です。
- 生姜(しょうが):冷えからくるむくみを改善。
- ネギ・玉ねぎ:胃腸を温め、余分な水分を流す。
- かぼちゃ:脾を補い、むくみにくい体をつくる。
- 山芋(やまいも):消化吸収をサポートし、気力もアップ!
- 米(特に玄米):脾の働きを高め、全身の水分バランスを整える。

3. 腎の働きを高める「補腎食材」
腎が弱ると、水分のコントロールがうまくできず、むくみや冷えの原因に。
- 黒きくらげ:血流改善にも役立つ、腎を補う優秀食材。
- くるみ:腎を温め、水の巡りを良くする。
- 山査子(さんざし):消化を助けながら、余分な水分を排出。
- ナツメ(大棗):胃腸を補い、冷えやむくみを防ぐ。
- 栗(くり):腎を養い、冷えを改善。

水分代謝を促すためのポイント
💡 「冷たい飲み物」は控えめに!
→ 体を冷やすと、水分代謝が悪くなる。常温または温かい飲み物を選ぶ。
💡 「食事のリズム」を整える
→ 胃腸が弱ると、余分な水分がたまりやすい。朝ごはんは抜かずに食べよう。
💡 「適度な運動」で巡りをよくする
→ 軽いストレッチやウォーキングで、余分な水分を排出!
まとめ
水分代謝をアップするためには、
「余分な水分を排出する」&「胃腸・腎をサポートする」食材を組み合わせることが大切!
日々の食事に薬膳の知恵を取り入れ、スッキリした体を目指しましょう。
「最近むくみやすいな…」と感じたら、
まずは 手軽なはとむぎや小豆のスープ から始めてみてください!
